Java SE 6 on Leopard

MacOSXの新しいリリースであるLeopard。
Javaの新しいバージョンである、Java SE 6も当然載ってくると思ったのに
初期リリースで載ってこないばかりか、開発者サイトでも
Tiger用のビルドが引っ込められてしまった。
2chのMac de Javaスレでは、.NET信者がやってきて
Apple Java切り捨て論を滔々と語っていく始末。
Apple いったいどうするつもり?と思ってたが・・・・・・・・・・
ようやく・・・ようやくJava SE 6の新しいDeveloperPreviewが出てきた。
それを見ていくつか合点がいった。
サポートアーキテクチャが、
OS: Leopard ,CPU: x86_64 であるということ。
そして面白いのが、JVMのバージョンだけど clientバージョンが入っていなくて
serverバージョンしか入っていない。

$ java -client -version
java version “1.6.0_01-dp”
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_01-dp-b06-101)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 1.6.0_01-41-release, mixed mode)

まぁ、Solaris版でも64bit版はserverバージョンしか無かったし
Sunのコードをベースにしてると、そういうことになるか。
-d32 オプションで32bit用であげようとするとフリーズしたままになる。
これはどういうことかというと
Leopard未満、かつ32bit環境は切り捨てられてるようなのだ。
つまり、Java SE 6 は、Tigerではサポートされない。
他の環境では、Java SE 7 の足音が聞こえている訳でサポート期間を考えると
これはまあ仕方が無い選択かもしれない。
開発者サイトから、Tiger用のJava SE 6ビルドが引き上げられたのはそういう理由だろう。
Tiger用DeveloperPreview6で出ていたレンダリングの問題を
新しいビルドで試してみるとちゃんと解決されていたんで解決済みでレポートした。
Quartzレンダラが、めでたくSunレンダラで置き換えられて、
ポーティングの障害が一つ減ったことになるのかな?
リリースノートに因ると、内部的にはもう一つビルドがあったらしい。
これが出てこなかったのは、サポート方針とかが変わったからかな・・・
Tigerまでのユーザが、Java SE 6を使うにはFreeBSD版のポーティングである
SoyLatteに期待することになりそうね。
オープンソース素晴らしい。
OpenJDKもできたわけで、最新版以外はAppleがサポートしなくてもよくなる状況になれば
開発も速くなって、歯車がうまく回るんでしょうかね。
とりあえず、Leopard版が出てきてほっとした。


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